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世界で一番嫌いなこと
世界で一番嫌いなこと / セカイイチ

いやー、たくさん聴いてます。
やっと感想が書ける。
感想というか、なんというか。

あくまでわたしが思ったことですが、だらだら書こう(*^^)



**

アルバム発売前から、i-radioで少し聴いていたんですけど、
そのときは、これ大好きだ!とか、衝撃みたいなのはあまりなくて。
でもライブで聴いて、CDが発売されて、通して聴いてみると、違いました。
とても好きなアルバムだ。
そしてむしろ、今までのアルバムより衝撃(?)が強いな。

かなり感覚的な話しかできなくて、わかりづらい表現だらけになってしまうのですが。
というか自分でもこういう気持ちをなんて言うのかわからなくて。
ちょっと痛いけど、悪い気持ちではないのです。難しい。
でもそういう曖昧な感じがしたのです、このアルバムから。

とりあえず1曲ずつ。

1/勇気の花
これは、あったかいね。気持ちよい1曲目です。
PVすごく好きです。淡い感じね。
にこにこしながら聴いてます。

2/さいぎしん
これはライブで聴いてすごく好きに!
メロディもきらきらしてて楽しいんだけど、歌詞は全然そんなことないのです。
さいぎしんだらけ ってね。
こういうちぐはぐな感じはとても好きです。
そしてセカイイチっぽいなーという感じ。なんとなく。

3/微熱少年
まさに微熱な感じで。アルバムは全体的にみて、この曲みたいなイメージなんです。
低いところでじわじわと熱をもっていく。ような。
いい意味で気だるい歌で好きです。
というかこういう温度の曲はとても好きなんです。
「お願いされたらやめたくなるんだ」「捨てたいのにゴミがない」
って歌詞がどうしても耳に残る。

4/モナカ
モナカのベースが好きでねー♪イントロね。
芯がくるう シンガーくるう だったんだね。
進学ルートだと思ってた(笑)
これも歌詞が好きです。

5/RAIN/THAT/SOMETHING
シングルで聴くより、この中に入っているほうが、似合うかも。
ますます冷たい感じがするのです。
ひんやりした優しさが、より強く感じます。

6/118
勝手に体が動くー。
なんかだんだん盛り上がってきてね、楽しいんですよ。
ドラムで音楽になるもんだ。
そしてこの終わりからシュナイダーへの繋がりが、すごくドキドキするのです。

7/シュナイダー
ライブで聴いたときもそうだったけど、ああなんかやばいなーと(笑)
夜とか、何度も聴いたんだけど、寂しくてしかたなかったのです。
声の絡みとかのあたたかさも、余計に寂しかった。
優しいのに、ああ結局ひとりぼっちなんだなあ、とか感じてしまった。
もうこの曲はうまく言いようがないや。感情兵器、とかさ。
大好きなんだけどちょっと痛いのね。

8/ME AND MY LOVE
これが実は再生回数1位なんです。
発音の良し悪しじゃなくて、英語がとてもツボです。なんでだろね。
あーなんかもういい声だよなあ。(笑)
Me and my love...からのメロディが、どうしようって感じです。
ぐさっと刺さるメロディラインなのかなあ。
ギターとか他の音も、しっとりしててぐらぐらしてます。
ハンバートの遠国を聴いてるときに似てる気もします。
絶望で真っ暗ななかの優しさというか。
虚無感で涙が出るような感じ。うーん。
ってことで7-8の流れが、ぎゅーって痛くなりますが大好きです。

9/アンテナ
ああこれも好きです。
セカイイチの温度って感じ。勝手に考えてる(笑)
すこし寂しいけれど、あったかいね。

10/空中ブランコ
ライブで「こんにちは 手をつなごう」って聴いたときすぐ、あっ!と思い出したのですが。
だいぶ前に岩崎さんがさ、公式のMemberのところで、書いていたよね。
すれ違った女の子が「こんにちは 手をつなごう」って歌ってて、
それがとても良くて、自分も歌いながら帰ったみたいなやつで。
その時のコラムが好きで頭に残ってたので、ぱっと思い出しました。
そこからきているのかな?そしてそのメロディなのかな。
なんだか嬉しいな。

*

一応10曲書きました。
曲によって文章の量に差がありますが(笑)どれも好きです。
今回のアルバムは、短いよね。40分ないんだもんなー。
欲を言えば、もうちょっと長かったら嬉しいなーとか、
うっちーのギターとか、個々の音ももっと聴きたかったなーと。
聴かせどころみたいなね。
まあいろいろありますが。

アナログやデジタルやいろいろ言われているけど、
変わったことは、不思議とあんまり気になりませんでした。
変わるってことには敏感なはずなんだけど。これはこれとして受け取れました。
やっぱり発売前にライブを見れていたのも大きかったのかな。
たくさんの電子音と、変化した形だったけれど、
確かに、私の好きなセカイイチがそこにいたのです。ライブをしてたのです。
そしてそれはセカイイチの一番の魅力かなあと。
私が思っただけかもしれないけど、妙に嬉しくて。
これからどういうライブになっていくか楽しみだね。


そしてこのアルバムを聴いて一番感じたのは、正反対のことをしている。という感じで。
雑誌とかにも結構そういうことが書いてあったけど。
んー・・・、このへんがうまく言葉にできない部分のピークなのですが(笑)
たとえば、冷たくして突き放すってのも、愛だと思うのです。
冷たいってのは、あったかいことで、
とても優しいのは、むしろ痛いくらいなんじゃないか。と。
そしてそういうのって、わかりやすく伝わるものよりもっと深いのかなーって。

正反対のものが、表と裏で存在してたら、それって1つのものじゃないですか。
遠いものではないはずです。
突き詰めて深いところまでいったら、裏側についたよ、みたいな。
そんなアルバム?(笑)
とにかく、そういう感じで、優しいのに痛い。みたいに聴こえるのかなあと。
悲しいんだか楽しいんだかわかんないのも、こういうとこからくる感情かな。

わたし何言ってるんだろう(笑)

正反対のものは、遠いようで近くて、まさに紙一重ってやつで。
両方があるからお互いが引き立つわけだ。
そして片方の中に、もう片方が存在してる。
表面だけだとなかなか見えないけれど、深いとこまで突き詰めていくと、
両方が存在して、もっと強いものになる、というかね。

…もう知らん(笑)

よくわからないことで、もう私が勝手に悶々と考えていたことですが。
そんな感じです。
こんなことまで、考えたのです。
ほんとはもっといろんなことを思ったけど。

**

とにかく素敵なアルバムです。

今後セカイイチがどうなるかわからないけど、ライブを見て私は、ほっとしました。
またこれを壊して、新しいものをつくる。
セカイイチは、セカイイチなのです。たぶん。

そして私は あいかわらず ますます大好きなんです。

伝え方は違っても、愛のあるロックをここにも感じられたから、嬉しいや。
by yayanon | 2007-12-05 17:00
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